新しい店「Castel」で働き始めた理沙は、まだ店内の照明や音、客の視線の流れに馴染めずにいた。
Shangri-laでの実績は通用せず、ベテランのヘルプや席の準備をこなしながらも、自分の居場所を見つけられない。
そんなある日、理沙に指名が入る。席に向かうと、そこにいたのはShangri-la時代からの若社長だった。
彼は理沙を探していたと言い、理沙は閉店のこと、新しい店に移ったことを、少しずつ語り始める。
話の途中、若社長は彩名も呼び、三人は以前と似ているようで少し違う空気の中で会話を交わす。
やがて若社長は、理沙に「Vanishing」を歌ってほしいと頼む。
理沙は迷いながらもステージに立ち、久しぶりに歌い始める。
フロアの空気が変わり、視線が集まる中、店の扉が開く。
入ってきたのは湯浅だった。理沙は一瞬だけ声を揺らすが、すぐに立て直し、そのまま歌い続ける。
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