営業後のミーティングで、オーナーは二号店の計画が進んでいることを告げる。
具体的な場所や時期は明かされないが、東京の中心部に新たな店が生まれるという事実だけで、店内の空気は変わる。
続いてママは、スタッフもキャストも近いうちに募集を始め、二号店のママは今の店から選ぶと告げる。
その視線は一瞬だけ彩名に止まり、彩名もそれを正面から受け止める。
その夜、彩名は理沙を誘って「白河」に寄り、いつもより明るく、二号店の未来や店の形について語り続ける。
理沙は湯浅と並んで、その様子を少し離れた場所から見ていた。
帰り道、理沙は山下公園へ向かい、夜明け前の海から打ち上がる光を見つめる。
彩名が迷いなく先を見ている一方で、自分の中にも何かが動いていることを感じる。
翌週、営業後の更衣室で、理沙は彩名に今月末で店を辞めるつもりだと静かに告げる。
|