2041年5月。理沙が「Castel」を辞めてから3か月が経ち、昼のシステム会社勤務と、夜のライブ活動を続ける日々が始まっていた。
収入は大きく減ったが、貯金を崩しながら生活は続けられている。
クリスマスライブをきっかけに結成されたバンド「Arisa-Misty」は、湯浅、フィリップ、島崎とともに活動を続けているものの、
ライブは月一度、配信の反応もまだ小さく、将来の方向性は見えないままだった。
癖の強いメンバーたちとの関係は悪くないが、理沙たちは皆、どこかで次のきっかけを待っていた。
そんなある日、理沙のスマホに音楽事務所「HALUCA」の小川という人物からダイレクトメッセージが届く。
理沙たちは一瞬色めき立つが、会社の実態を調べるうちに警戒心も生まれる。
理沙はすぐには返事をせず、いったん様子を見ることを選ぶ。
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