003_02_観光客気分のまま【あらすじ】

ロサンゼルスに来て半月ほどが過ぎ、生活にも少しずつ慣れ始めた理沙は、本格的に仕事探しを始める。
スマートフォンからシステム関連の求人へ次々と応募するものの、面談に進むことすらなく不採用が続く。
自分もかつて関わっていたような選考システムに、今度は選別される側となった現実を感じながらも、
理沙は気晴らしにサンタモニカやビバリーヒルズ、ドジャー・スタジアム周辺を巡る。
楽しそうな写真を湯浅たちや直子へ送る一方、実際には何も買わず、球場にも入らない節約生活だった。
帰宅後、小川美奈にも写真を送ろうとするが、宛先を開いたところで手が止まる。
古びた部屋の天井を眺めながら、理沙は翌日のことを考えるうちに眠りにつく。
観光客気分は、少しずつ現実へと置き換わり始めていた。



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