003_03_現実を突きつけられる【あらすじ】

ロサンゼルスでの職探しは続いていたが、理沙は相変わらず面談にすら進めずにいた。
横浜の自宅とロサンゼルスの家賃を払い続ける中で、貯金が着実に減っていく現実を見つめ、理沙は「一年だけはここで頑張る」と自分なりの期限を
決める。
そんな折、骨董品や健康食品を扱う会社から初めて面談の機会を得る。
経営者夫婦は親しみやすく、二日後には事務所を訪ねる約束まで進んだ。
しかし、採用の進み方や仕事内容にわずかな違和感を覚えた理沙は、以前知った企業信用情報サービスで会社を調べる。
そこには不自然な取引記録や、違法薬物流通との関係を疑わせる複数の警告が並んでいた。
理沙は迷った末、訪問と応募を丁重に辞退する。
再び無職へ戻ることになっても、仕事が必要だからといって、どんな仕事でも受ければよいわけではない。
その現実を、理沙は静かに受け止め始める。



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