003_04_あえて退路を断つ【あらすじ】

ロサンゼルスでの仕事探しが難航する中、理沙は気晴らしにサンタモニカを歩き、海や風景から浮かんだ言葉をメモする。
歌手に戻るつもりはなくても、音楽はまだ自分の中に残っていた。
一方、条件を下げて探した求人には怪しい案件も多く、理沙は昨年までライブハウスで歌っていた日々を懐かしく思い出す。
ついには東京へ戻ることも考え、横浜の部屋の解約手続きまで進めるが、最後の確定操作を前に指が止まる。
退路を完全に断つ覚悟は、まだできなかった。
それでも帰国は選ばず、ファストフード店とスーパーの仕事を掛け持ちして生活費を稼ぎ始める。
仕事探しも続け、手当たり次第ではなく条件を見極めるようになる理沙。
帰る場所は残したまま、それでも今はそこへ逃げ込まず、ロサンゼルスで生き続けることを選ぶ。



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